将監の鼻･左近川親水緑道｜江戸川区葛西｜東京都

撮影：2018-03-21

名　称
碑「旧海岸堤防将監の鼻」
所在地
東京都江戸川区南葛西3-1-2前の都道450号線沿い旧海岸堤防上(臨海町３丁目）
都道450号線が直角に曲がる近傍

碑　文
由　来
昔この地は "将監の鼻"と呼ばれ海への玄関口として知られていました
葛西海岸は遠浅の海岸をなし海の宝庫として沖にはのりひびが立ち並びあさりやしじみを採る舟が舳を競い春には汐干狩夏には海水浴などレクリェーションの場としても親しまれていました
この堤防は昭和２２年のカスリーン台風続く２４年のキティー台風による被害を経て昭和２６年に高潮から内陸を守る目的で建設に着手され約４.５ｋｍに及ぶ工事が昭和３２年に完成しました　以来幾多の自然の試練からこの地を守ってきました
しかし一方では先祖伝来の土地を海の中に追いやってしまうというつらい役割も担って来ました　昭和４７年からの東京都の埋立事業により見事に陸地として甦り新たな堤防の築造により無事にその役割を終えました
海と親しみ海と共に生きてきた先人達の姿を永く記憶にとどめるため堤防の一部を残し記念とします

昭和６１年３月　　　　　　
江戸川区長　中里喜一

陰　碑
題字　江戸川区長　中里喜一

補　足
碑面の題字｢将監の鼻｣下部、左半分に上記｢由来｣が右半分に｢葛西浦の汐干狩｣と題した写真が嵌め込まれている
この「将監｣が向井将監忠勝に続き｢向井将監｣を称した向井一族に関連したものとの史料は見つかっていないらしい

参考Webサイトほか
葛西海岸堤防江戸川区役所サイト
えどがわマップ江戸川区役所サイト

撮影：2018-03-21

案内板

左近川親水緑道
左近川は江戸川のかっての分流の一つの川道の跡で葛西においては河港のつとめを果たしてきた川で漁業のさかんであった頃は大きな役目をしてきました
左近川の左近とは人名だという説があります（江戸川史より）
その左近川も平成６年より３年にわたる工事の末平成９年に「左近川親水緑道」として完成しました
上流部は石積みよる護岸中流から下流にかけては丸太による護岸とし都市の親水緑道として人々にやすらぎをあたえる散歩道に生まれ変わりました
またたくさんの木々や草花が四季折々の花を咲かせみなさまの目をたのしませてくれると思います

補　足
「海岸水門」より東側(上流)を「左近川親水緑道」と称し「海岸水門」より西側(下流)を「新左近川親水公園」と称している
「左近川」の「左近」が向井将監忠勝に続き「向井将監」を称した向井一族に関連したものとの史料は見つかっていないらしい
南葛西１丁目･中葛西７～８丁目ほかにある

参考Webサイト
左近川親水緑道江戸川区役所サイト
えどがわマップ江戸川区役所サイト

撮影：2018-03-21

臨海町１～３丁目にある

新左近川親水公園は平成６年(1994)４月に全面的に完成した

ボート乗り場が東側部分と西側部分に各１ヶ所あり、地下式駐車場の上部にはスポーツやイベントに使える多目的広場がある

「左近川」の「左近」が向井将監忠勝に続き「向井将監」を称した向井一族に関連したものとの史料は見つかっていないらしい

参考Webサイト
新左近川親水公園江戸川区役所サイト
えどがわマップ江戸川区役所サイト