新設:2020-01-01
更新:2022-11-13
撮影:2019-09-23
名 称
曹洞宗 海光山 本瑞寺(ほんずいじ)
所在地
神奈川県三浦市三崎1-19-1
創 建
応永元年(1394)
開 基
三浦氏
本 尊
延命地蔵菩薩像
案内板「桜の御所跡」
桜の御所跡 (本瑞寺)
建久の昔(1190年代) 時の将軍源頼朝は風光のすぐれた三崎に三つの御所を設けました。
桜、桃、椿の御所がそれで、ここ本瑞寺は「桜の御所」にあったところです。
すなわち、この地に多数の桜樹を植え、あわせて城ヶ島の桜をも望見するといった観桜の宴をしばしば催し、二代将軍頼家、三代将軍実朝もここを訪れています。
本瑞寺はもと、海雲山(入舩の浪切不動堂一帯)にありましたが、度々の類焼で、享保4年(1719)にここの地に移りました。
寺には、「康永3年(1344)甲申3月」の銘がある神奈川県指定重要有形文化財の梵鐘があります。また、文政4年(1821)7月建立の山門があり、江戸時代の木造建築としては、大変貴重です。
なお、境内には、近代美術の先覚者、岩村透の墓及び胸像(朝倉文夫作)、彫塑家北村四海の墓及び作品があり、また、ホトトギス波の俳人、松本たかしの墓及び句碑も建てられています。
三浦市
補足
北条氏没落後の江戸時代初期 徳川家康の御舟手大将の一人・小浜民部の屋敷があったという
参考文献
「校訂 三浦古尋録」 昭和42年(1967)3月31日 校訂三浦古尋録刊行会 発行 P163